脱ステのときとても参考になりました。今回、病院へ久しぶりに行ったのを機に、またこの本を少し勉強しなおしてみようと思います。以下、記述は単なるメモです。
![]() 図解脱ステロイドの… |
★ステロイドのこと、ステロイドが原因となる皮膚炎のこと、脱ステロイドのことなど、わかりやすく書かれています。★ |
副腎の働き:ホルモンであるコルチゾール、アルドステロンなどを合成・分泌(ステロイド剤は、コルチゾールに近い化学構造)
コルチゾール:血糖値の上昇、たんぱく質やコレステロールの代謝調節など代謝に深くかかわっている。ストレスを受けると一時的に多量に分泌。早朝に分泌のピーク、夜中にもっとも分泌量が下がる。
副腎皮質ホルモン:血液中のコレステロールを原料として、プログネロンという中間の物質を経てつくられる。ステロイド核=コレステロール骨格。約50種類のホルモンを分泌。代表的なものは、糖質コルチコイドのコルチゾールと、鉱質コルチコイドのアルドステロン。
コルチゾール:生きていくのに不可欠のホルモン。糖やタンパク質、脂肪などの調節に働く。その他、多彩な作用。ストレスを受けるとこれがたくさん必要。
ステロイド剤の作用:①血管収縮作用、②抗炎症作用、③免疫抑制作用(白血球の働きを抑制)、④細胞増殖抑制作用(過剰な炎症反応を起こす原因となる細胞や白血球を自殺に追い込み、正常な細胞に被害が及ぶのを抑える)
酸化コレステロール:ステロイドは体内で変化。酸化の度合いが少ない場合は肝臓で分解され尿から排泄。酸化がもっと進んだ場合は、肝臓で処理されて腸から排泄。後者が増えれば、処理が間に合わなくなる。そして、皮下脂肪や血管壁に蓄積。蓄積された参加コレステロールの一部は血流に入り、一部は肝臓から捨てられるが、のころはさらに血流に乗って体のあちこちに運ばれていく。
ステロイド依存性皮膚炎:皮下脂肪や血管壁に蓄積された酸化コレステロールが、そこで炎症を起こす。
プロトピック軟膏:免疫抑制剤。リンパ球を減らす。