学生数が減少する中で、研究機関としての大学はどうあり得るのか?ということ。自由な研究、すぐにはご利益をもたらさないような研究も、国のアイデンティティや品格のために、またそこで生きる人びとのQOL(クオリティ・オブ・ライフ)のためにもあらまほしきものである。しかし、お金がなければ成立しないこと。 痛みは伴うが、大学は半分以下に減らすべき。そして、社会人としてのモラルや自主性を育てるということも含んだ<職業教育>をもう少し充実させるべき。一方で、残った大学での研究活動を充実させるべき。もちろん、研究者も減ってしまうことになり、研究者が切磋琢磨する機会が減ってしまうかもしれないが、そこはどんどん世界へ出ていくことで刺激を得ていけばいいと思う。
記事にある、教育の重点項目を国が決めるというのには反対。国というのは、政治のこと。政治をバランスの取れたものにするためにも、広い視野で政治にクリティカルになれる知の世界は確保しておかねばならない。