事件の焦点は、小保方から理研へと移ってきたのかな? 日経が、GW明けから、理研という組織に焦点を当てた記事を連載した。理研っていったい何? どういう組織なの? と気になっていたが、ネットで調べてもいまいちよくわからなかった。記事を読んで、理研の簡単な歴史や、国から理研へのお金の流れ、理研における職員・研究者の状況などがよくわかった。 「悪意」の源流 小保方博士と理研の迷宮(上) スター誕生の裏側 小保方博士と理研の迷宮(中) 統治なき肥大化 小保方博士と理研の迷宮(下) 私は、小保方はホラ吹きだと思っている。純粋にそういうタイプの人はいるものだ。 しかし、やはり理研というより大きな文脈の中で彼女の立ち位置を吟味していくということは、公正さの観点からも必要かな、と思う。 まだよくわからないことは多いけど、科研費の使い方やその性質を、いまいちど考えてみるよい機会になるのではないだろうか。
[記事中の引用文献]
![]() 科学者の自由な楽園 [ 朝永振一郎 ] |
![]() 大河内正敏 [ 斎藤憲 ] |