しばしば、自分の主張は分かりにくい形で言葉と言葉の間にこっそりと表現されていたりする。
一般的、定型的なことは、堂々と描きやすい。
そして、そういうことを書くのは「安全」なこと。
そういう安全な道をゆこうとする子どもは多いのだが、いかんせん、あるいは、ラッキーなことに、未熟であるがゆえに隠し切れない「何か」がふとその影をあらわしたりする。
その「何か」は、筆者に固有のものであり、感情であったり主張であったりする。
教師の仕事は、その「何か」を見つけ出し、それを中心に置き、それを引き立たせるための言葉の配置をいっしょに考えていくこと。