TPPをめぐる動きを見ていて、子宮頸がんワクチン事件を思い出す。記録しているだけで、娘のところに2回、ハガキで案内が来た。
文面からなんとなく奇妙な感じを受けて、ネットでいろいろ情報を集めて驚いた。後遺症が残ったとか、効果はほとんど期待できないとか、そんな否定的な情報が溢れていたのだ。
調べれば調べるほどダークな情報ばかり・・・
結局、娘にワクチンを接種させることはなかった。しかし、そのころから厚生省によるワクチンの宣伝が、新聞などで大々的になされるようになった。私はますます怪しいと感じた。
その数年後、ようやくニュースでワクチンの後遺症が問題になり、このワクチンの危険性がテレビ報道レベルでも知ることができるようになった。
どうしてそんな危険な可能性のあるワクチン接種を、日本政府は躍起になって宣伝するのか? そんな疑問から出会ったのがこの本。アメリカの薬品会社の動きを知り、自分たちがどのような情報にさらされているのかを教えてくれる本だった。
なぜ今この話を?
それは、TPPがいよいよ実現しようとしているから。TPPが成立すると、日本はアメリカの大企業活動の影響をモロに受けるようになる。その一つが、製薬会社関連の動き。
すでに、血圧降下剤などをめぐる誇大広告が問題になっているが、そのような動きは、おそらく子宮頸がんワクチンのころからすでにジワジワと始まっていたのだと思う。
もう一つ、今関心を持っている、というか、Watchしていく必要を感じているのが、農業をめぐる動き。これも日本の食生活を、しいては人々の健康を根こそぎにしてしまうようなインパクトを持つものだ。
大企業による情報統制がかなり行き届いていることは、福島原発問題で実証されてしまった。陰謀論や人々の恐怖心を扇動するつもりはない。ただ、ほんとうのこと、自分が納得のいくことを知りたいと思う。