子どもたちに文章力を、考える力を、生きる力を──という思いで、作文教室をやっています。日本語の^^
けど、もう一つ、このグローバリズムの荒波の中を、しっかりと自分の力で泳いでいける力を──という思いも、ずっと棘のように私の心に刺さっていました。
昨今のニュースを見ると、世界全体が緊密化して有機的に関連し、動いていく様を伺うことができます。海外に行くつもりはない、などとおっしゃる方もいるかもしれません。けれど、事態はもう、行くからどう、行かないからどう、のレベルではなく、好むと好まざるとにかかわらず、私たちはみなこの流れ、というか、うねりに巻き込まれていかざるを得ないのです。
そういう観点から、日本における英語教育の必要性を、やはりずっとくすぶらせてきたのです。
もちろん、教育界は今そういう方向へ舵を切ろうとしています。英語教育も、一昔前とは違ってきました。けど、何か足らん、何か違う、という印象を私は持っているのです。
「読解」──これかな? とようやく、この言葉に辿り着きました。
文法、単語はもちろん大切ですが、それはあくまで道具中の道具。“何が書いてあるのか”という、内容にもっと焦点を置くような英語学習があってもいいんじゃないか、と思うのです。
「読解」という目的のために、必要な文法・単語を整理していく。おいおい覚えていく・・・
文法のための文法、単語のための単語になってしまうと、脳みそ的に効率が悪いと思うんですよね。
そう考えたら、私にも役に立てる部分があるのではないか? と思うようになったのです。英語塾もたくさんありますが、どうしても違和感がぬぐえないのです。ですから、そういった英語塾とも違う、「読解」に焦点を置いた教室を開きたいと思うようになりました。
英語で読んだ内容を、日本語で議論しましょうよ。議論がかみ合わなかったり、なんかとんちんかんなことを言えば、英語テキストに戻って正しく意味を理解しているか確認しましょうよ。そうやって、日本語と英語を行き来しながら、英語のリズムにも慣れ、単語や言い回しにも慣れていけばいいじゃないですか。
そんな教室です。
夏ごろ、オープンする予定。